林ちゃんの隠居部屋

後閑様

遅くなりましたが、畑見させていただきました。小生の畑は、余りにもみすぼらしくて恥ずかしいほどです。いい加減に手を入れているつもりではないのですが、後閑様の畑を見ると、なんだか情けなくなります。

インゲン豆ありがとうございました。凄い収穫、これでは少々頂戴しに行っても大丈夫ですね。厚かましく行きますよ。

間違っていたらごめんなさい。
ある高名な僧侶がいた。そこに修行にきていた若い僧が、なかなか覚りに近づけない。懸命に勉強する、誰の眼から見ても真面目に修行もしている。
お経の本も寝る間もないほど読みふけっている。

しかし、迷うばかりである。
とうとうある日、食事の後その高僧に尋ねた。
「私はこれからどのような活動をすればよろしいのでしょうか」
高僧は平然と言う。「食べた後の食器を洗いなさい」

この若い僧は、はっと気がつき、今までの迷いが消えた、というのです。

後閑様の本日のブログに

ー私には現役時代から常に頭に有る大好き言葉がある。「汗をかく程に、豊かな、確実な収穫が約束される」と云う言葉だ。－
これほど素晴らしい言葉はありません。

それと、先ほどお会いした時お話し下さったのに、「私ははっきりわかりました、これからの毎日、こうして朝起きたら地下足袋をはいて畑に出る。そのあと食事などする。それからブログに書き込む。特に畑の土を毎日触ると心が落ち着く。こうした毎日を送ることに決めた。」

と実に明るいお顔をなさって申されました。
そのとき、上記の高僧と若い僧の話を思い出しました。

やるべきことが分かった。確かな手ごたえのあるやるべきことが分かった。
何でもないようなことであるが、今やることはそれしかない。頭でいくらごちゃごちゃ考えてもそれは何にもならない。飯を食ったらそのメシ茶碗を洗え。
そうだったのですね、何事も目の前にあることを一生懸命成し遂げよ、ということではありませんか。

明日、浅間山が爆発してこちらに甚大な火山灰を持ってくるかもしれないとしても、明日の朝は地下足袋をはいてキウリ、ナス、インゲン豆の収をし、その後の手入れをする。その覚悟である。と後閑様から感じました。エライもんですね。
いい人に出会えたものです。

後漢様

訂正します。

キウリ、ナス、インゲン豆の収→収穫

失礼しました。

この時間早昼飯を食べて昼寝して隠居部屋へ来た処です。この時間暫くパソコンに向かえます。暫くの時間暑さしのぎです。
昨日は御苦労様でした。
高僧と若僧のお話、私も聞いた事が有りますÿ。えらいお褒めのお言葉には恐縮の至りです。
来て見てお解りの通り、精農家の真っただ中に住んで居る訳です。今迄は異業種と云った感じでしたが、此の春より菜園を始めてから皆さん声を掛けて呉れますし、寄って呉れ意見交換したり、アドバイス戴いたり、仲間意識の様な処も芽生え、日の出前に地下足袋を履き皆野良周りに行き来の際お早うの挨拶も交わせて良い事ばかりです。
何時寝込むか不明ですが、其れまでは此の菜園を続けたいと思って居ります。又年寄りが居る家の様に毎日庭も綺麗に掃除したいと考え、即実行して居る処でも有ります。今日は家の庭も綺麗にしました。
オルガミン後閑明氏に渡しました。インゲン何時でも採りにお越し下さい。
庄野勝久様　後閑林司郎